1986-02-25 第104回国会 衆議院 法務委員会 第2号
その間のいろいろないきさつがあったようですけれども、たまたま「改正」阻止実行委員会の印刷物を私は見ておりましたところが、例えば「人が集まればすぐ検挙される」、これは何かと申しますと、騒動予備罪というような形でそういうものが考えられている。
その間のいろいろないきさつがあったようですけれども、たまたま「改正」阻止実行委員会の印刷物を私は見ておりましたところが、例えば「人が集まればすぐ検挙される」、これは何かと申しますと、騒動予備罪というような形でそういうものが考えられている。
いわば、これは具体的な目的を持っておるならば、騒動予備罪でも適用しかねない状況の行動が行われているわけですね。このような行動について、われわれは無関心ではおられないわけです。 さらに、それだけではありません。この青思会の北上清五郎氏がどう言っているかというと、新聞でこう言っております。「自民党の〇〇、財界の××は断じて許せない。〇×会社は制圧しなければならない。
たとえば、これは前回にも申し上げました騒動罪あるいは騒動予備罪などですね。騒動罪でも、前の騒擾罪と概念は同じだというふうにおっしゃるけれども、私はそれだったらもとどおりでも、字がむずかしかったら騒乱罪でいいんじゃないか。
○政府委員(安原美穂君) 要するにばく然とさせたというよりも、構成要件としては、準備草案と構成要件の明確さにおいては違いはない、ただ範囲が若干広がっておるということでありまして、ばく然ではないと思いますが、要するにいわゆるこの種騒乱、騒動の罪の実態に照らして、準備草案の規定では、騒動の予防をはかるための処罰規定としての騒動予備罪としては狭きに過ぎるという御意見であったというように聞いております。
につきましては、広がる部分ということになりますと、結局最近におきます騒乱、現行法の騒乱の罪に関する判例の動向が地方の静ひつを害するという、メーデー事件あるいは新宿のあの学生のデモのときの騒動のような相当大規模なものでないと適用にならない傾向にあるので、そういう大規模なものがこの騒動の既遂の形態であるとすれば、その段階に至らない準備の段階でこれを制圧する罰則を設けることが治安維持上相当であるという御判断で騒動予備罪
それから、いまの騒動予備罪というのはどういう場合に適用されるんですか、実際の例をあげてみるというと。
いずれ法制審議会の騒動予備罪等について少しお伺いをしなきゃならぬ主観的、客観的情勢が高まっているという認識を強めたところであります。 しかし、それに先立って、お時間をいただきましたので、先ほど私が午前中に質疑いたしました防衛庁の番組の問題について、その後また判明したこともありますので、若干明らかにしておきたいと思います。
○政府委員(安原美穂君) 新聞の報道いたしますように、昨日午後から法制審議会の総会がございまして、相当の数の条文につきまして審議が行なわれたんでございますが、各紙報道されておりますように、騒動予備罪を設けるべきであるという意見が多数を占めたことは事実でございます。
○佐々木静子君 それでは、本日一流紙各紙に載せられているところの騒動予備罪の新設について、私のほうから若干質問をさしていただきたいと思います。
○川井政府委員 いろいろございますが、一番特徴的な点といたしましては、近代的な問題として、たとえば公害罪に関するものでありますとか、ただいま御指摘のありましたと思いますが、企業スパイに関する犯罪でありますとか、あるいは騒乱罪の予備罪と申しましょうか、刑法では騒動罪というふうに今度の改正で規定しておりますが、騒動予備罪の新設でありますとか、あるいはまた一般的な問題といたしましては、保安処分というような
○川井説明員 騒擾予備罪――正確に申しますと騒動予備罪でございますが、騒動予備罪をつくるということが問題になりましたのは、刑法の全面改正を法務省でやっておりまして、その全面改正の一環といたしまして騒動罪のところに予備罪を設けることが適当だ、こういう意見が出てまいりまして、先般その部会を開いて決をとりました結果、多数でもって騒動罪に予備罪を設けることが適当だ、こういうことが議決されたわけでございます。
○松本(善)委員 騒動罪ということばが使われているのは改正刑法仮案であると思うのですが、その仮案では騒擾罪と同じような考えで使っておるのではないかと思いますけれども、いま刑事局長が特別に正確には騒動予備罪だというふうに言っておられることは、騒擾罪とは別個の概念で、そうしてまた破防法の騒擾予備罪とも別個の概念で、いま騒乱予備罪とかあるいは騒動予備罪とかいわれている別個の犯罪類型をつくろう、こういうことが
○松本(善)委員 先ほど時間の関係で刑事局長の答弁をあと回しにしたのですけれども、いま法務省で用意をされている騒動予備罪、正確には、このことばは刑法では騒擾罪、それから警察法では騒乱罪というふうになっているし、それから改正刑法の準備草案では騒動ということになっていまして、いま法務省で準備しているのは騒動予備罪ですか、その点ちょっとはっきり……。